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1インタビュー

【移住者紹介】陶芸に美術に大忙し。仲間に囲まれた暮らし。

佐藤実さん
あだたら山が見える家で、陶芸や庭のお手入 れを楽しみながら暮らしている佐藤さん。
Uターンした故郷で陶芸教室に美術講座、町内会と大忙しな暮らし。

佐藤さんの家の窓から望む風景

「ここがいいとずっと思っていた。だから親にこの土地だけは売らんでくれと頼んでいたんだよ。」

そう話す実さんの居間の特等席の横の窓越しには、
秋の日差しに照らされる庭の花木とその後ろに雄大な安達太良山が広がっている。

千葉県から U ターンをした実 さんは養蚕の衰退で荒れていた桑畑や原野を自ら整地したのだという。
「ここは静かでいい。何もこまりゃせんよ。」



そんな実さんの暮らしを紹介する上で欠か せないのが陶芸だ。自宅には電気釜、敷地内には陶芸用の小屋があり、週に1度近隣の 住民が陶芸を習いにやって来る。

「ここで週に1回、地域内の別の場所に出張して1回、 陶芸をしている。その他にも時折、『作った から焼いてくれ』と頼まれることもあるんだ。 陶芸の他には、公民館の美術講座にも参加し ているから、結構忙しく暮らしているよ。」 壁には絵や写真が飾られており、その作品 の大半に実さんの名前があった。「百名山に 登る、山登りの会もあって、地域の人たちと あちこちに行くんだ。今年は、参加者がとて も多くてね。中には年齢的にも山に登るのが 大変になった人もいるから、そういう人も楽 しめるように新年会を企画したりもするよ。」

大変なんだといいつつも、実さんの姿はとて も楽しそうだ。とはいえ、暮らしで買い物などは困らないのかと聞いてみた。「買い物は市街地が近いからそこに行くね。あとは、野 菜なんかは栽培している人が各々よく差し入れてくれるよ。でっかい白菜なんて『1人だからいっぱい食べれない』って言っても2個3個と置いていくんだ。」

陶芸も登山も、自分だけでなく仲間とともに楽しもうという実さん の人柄あってこそ、と感じるエピソードだ。

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