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1インタビュー

【いわしろの人紹介】地域を愛するふるさと記者さん。床屋さんなのに、情報屋さん!?大内英克さん。

今回より、里山Maisonでは二本松市集落支援員さんの発行している「かわら版」と連携し、地域の人紹介の記事を掲載してまいります。



■大内英克さん
小浜で理美容院を営みながら、福島民報社「ふるさと記者」として岩代の情報や魅力を発信中の大内さん。ふるさと記者は、福島の地元紙で地域情報に特化して記事を提供する、まさに地元の情報発信やさん。
また「岩代小浜の歴史と文化を護る会」副会長としても活動しており、今回は、地元への思いや活動内容、今後の抱負などについてうかがいました。

Q 記者を始めたきっかけは? 

 祖父の実家は西勝田の農家でしたが、農業をする体力に不安のあった祖父が分家して昭和6年に床屋を開業。その後、父が家業を継ぎ、ライカのカメラを購入し、地元の人や風景を撮り続けてきました。そんな父に新聞社から依頼が入るようになり、やがて「ふるさと記者」に。
 私も子どもの頃からカメラに親しんできたので、自然な流れで父の後を引き継いで記者活動を始めることになりました。

Q 地元での活動と抱負は?

 歴史好きの祖父から、小浜が栄えていた頃の話をよく聞かされました。その影響で私も地元の歴史に興味を持つようになり、ここに生まれ育ったことへの誇りも感じていました。
 6年前、同じ思いを持つ地元の有志とともに、「光を当てたいものを掘り起こす」という活動目標のもと「岩代小浜の歴史と文化を護る会」を結成。地域資源の整備をはじめ会津身不知柿のルーツが小浜だということの周知活動や、戦国時代の伝達手段「のろし」の復活、小浜町大火からの火防督励への協力など、市民を巻き込む行事を企画し実現してきました。

見知らず柿が小浜の発祥ということで会津津研修をおこなう歴史と文化を護る会。

 小中学校でも年に何度か小浜の歴史について話をする機会がありますが、今後も活動を継続して、一人でも多くの人に地元の魅力を知ってもらえたら嬉しいです。


Q 小浜での暮らしへの思いは?

 「田舎には何もない、不便だ」と言われますが、利便性を追求するのが当たり前という風潮に疑問を感じています。伝統や人との絆を大切にして生きる今の暮らしをとても豊かだと思うからです。
 現在、息子も一緒に理容院で働いています。同級生の大半は地元を離れましたが、その親世代の常連さんが支えてくださっています。親子四代、ここで生業が続けられるのも地元の皆さんのおかげです。
「人は財産」という言葉がありますが、まさにその通りですね。ありがたいです。

活動を通し、地元へ恩返ししたいと考えています。 


最後に、いわしろ地域の景色を収めた大内さんの作品の一部をどうぞ!

大内理美容院:〒964-0313 福島県二本松市小浜藤町63
大内さんが掲載された「かわら版」https://www.city.nihonmatsu.lg.jp/page/page006189.html

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