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1インタビュー

【移住者紹介】描いた農へ第一歩!美味しい卵を作るための挑戦

ドカーティ・クリスさん 有子さん
職業:多品目農家、養鶏農家
いわしろのお隣の地域である二本松市東和地区の農業研修を活用し移住。
現在はいわしろ地域に家を借り、動物に囲まれて暮らしている。

いわしろに隣接する東和地域(二本松市・旧東和町)のゆうきの里東和ふるさとづくり協議会の農業研修を経て、現在は岩代地域に住んでいるお二人。

お二人の暮らしの中心は何と言っても“農”だ。
「家の横にハウスを建てて、そこで鶏を飼っています。
家の前の畑は鶏の餌になる葉物野菜と、加工品用に出荷しているカブ。
家の建物を中心に農業に必要な全てをまわすことができるので、この場所はとても気に入っています」。

移住者にとって家との出会いは一期一会だと思うが、お二人はなぜこの家を選んだのだろうか。
「いろんな物件を見せてもらったのですが、クリスがこの家がいいって決めました。日本らしい和風の母屋もあるし、畑も目の前。それに、ちょうどこの家を見学に来た時に偶然居合わせた大家さんに会ったんです。話をしたら、とても人の良さそうな方で。いろんなところを見学した中で、あのタイミングで大家さんに会ったのは運命だったのかもしれないなと思っています」。

賃貸契約をしている家は、大家さんとの関係も良好だという。
広々とした敷地には、猫3匹と犬1匹、それにカメもいる。里山のなかに、まるで賑やかな農場があるようだ。


現在、お二人が力を入れているのが平飼いの鶏。ストレスなく飼育し、新鮮な野菜を与えている。まもなく卵を産む予定だ。
「ときどきご近所さんが『鶏にあげて。』と野菜の葉などを差し入れてくれます。今日も、稲刈り後の藁をいただきました。欲しいものが集まってくる、不思議な暮らしです」。
ヒナから育てている鶏たちは、姿は立派だが、まだピヨピヨと可愛らしい声で鳴く。
それでも、家の前の広大な畑の葉物野菜をあっというまに平らげるというのだから驚きだ。
「道の駅さくらの郷の人たちも、卵ができるのを心待ちにしてくれています」。

お二人の住まいは、道の駅さくらの郷・道の駅ふくしま東和の両方に近い。今年はきゅうりの出荷も行った。
「今、道の駅には『クリス・有子』の2人の名前で出しているのですが、この間、道の駅ふくしま東和の職員さんがこんな話をしてくれたんです。あるお客さんが奥さんから『<クリス・有子のきゅうりを買ってきて。それじゃないとダメ>って言われたんだ』って。すごく嬉しいですよね。私たちのきゅうりじゃないとダメなんて言ってもらえるって」。




移住2年目にして、生産者としての喜びと手応えを感じ始めているお二人だが、移住前に二本松市主催の移住見学イベントで地域を下見していた。
当時は移住への期待と不安もあったと思うが、実際に移住してからの暮らしをどう感じているか聞いてみた。

「何の不自由もありません。日常の小さな買い物は近隣で済ませ、週に1回は郡山市などに買い物に出かけてあれこれ買い込みます。他の市に出かけるのは2人でドライブしているようなものです」そうにっこりと微笑む有子さん。

クリスさんは「サイコー!何も心配ない!」と親指を立てた。

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